こわいもの

妖香チャン　バトンありがと！！暇な時に答えます♪




あたし　もう恋なんかしないなんて

ばかげたことは思わなかったけれど

でも　誰かを好きになって

そのせいで　頬が緩んだり

舞い上がったり　泣いたり　

苦しくなったりするのは

もう　たくさんだと思った



相手にのめり込んじゃうような気持ちなんて　

そんなのいらない

恋愛の意味なんて　知らなくったっていいって



本気で　思ってた






それぐらい　ひとつまえの好きな人の存在は　おっきくて

はじめて　自分をないがしろにしても　好きだって思えたひとで

その心は　ただの片思いなのに　とても大きなもので

だから

だから

そのひとがずっと　あたしを裏切ってたってことを知った　ときは

かなしすぎて涙すら出なかったよ

幸せだった昨日までの日々が　ぜんぶぜんぶ　

今の自分を泣かすだけでしかなくなっちゃって

思い出だらけの場所で　息をするのも苦しくて

ともだちにもいっぱい迷惑かけたし

心配かけた

話を聞いて　まるで自分のことのように怒ってくれたみんなが

すごく　嬉しかったし　

すごくすごく　申し訳ないと思ってた






「はちこがまた　誰かを好きになれば

　乗り越えられるよ　また笑えるようになるよ」





ありがとうって言ったけど

心の中じゃ　無理だ　と思ってた

気になる人が出来ても

あたし　自分で「好きじゃない」って思いこんで

気持ちを消せるし

誰かと同じ人を好きになるなんて　それがいちばん勘弁だし

これ以上泣きたくなかった

逃げてたの

恋だけが人生じゃないんだって

言い聞かせて





だから

もう

どうしよう　

涙が　とまんないよ








ひみつにて